免疫・アレルギー系

講義一覧

1 イントロダクション (坪井先生) コースの概要の説明のみ
試験はマークシート式75分。「講義、テュートリアル、実習、演習での内容を理解していればおおむね解ける」らしい。
2 全身性自己免疫疾患の発生機序と病態 (松本先生) ◆講義を一度見ましょう。
3 免疫細胞の自己非自己識別 (澁谷先生) 板書。内容はそう多くない。
4 リウマチ膠原病の遺伝因子 (土屋先生)
5 自己抗体総論 (近藤先生) 自己抗体と疾患の対応
6 リウマチ性疾患の画像診断 (坪井先生・萩原先生)
7 各論1 関節リウマチ (萩原先生) ◆小括のスライドを確認(配布資料にはないので動画を一度見る)
8 各論2 SLE,APS (◆近藤先生)
9 各論3 SSc,PM/SM,MCTD (後藤先生)
10 各論4 小型血管炎-ANCA (柳下先生)
11 各論5 シェーグレン,IgG4,線維筋痛症 (坪井先生)
12 各論6 ベーチェット,成人Still,RS3PE,SpA ベーチェットの4主症状と特殊型
13 各論7 大型血管炎 (柳下先生)
14 自己免疫疾患の治療 (大山先生) 「一番大事なのはステロイドの副作用」?
「余裕があれば抗体製剤など」
15 自己免疫疾患と妊娠 (大山先生) 講義で強調していたところ
16 地域医療からみたリウマチ性疾患 (成島先生) 試験に出ないらしい。
17 臓器障害と自己免疫 (千野先生)
18 アレルギー (◆本田先生) 最後のスライド

膠原病の分類

全身性自己免疫疾患 "Big 6"

関節リウマチと類縁疾患

全身性血管炎

血流障害と周囲の臓器(肺や腎)へのダメージ。主な症状は不明熱
[ANCA]日本ではMPA(顕微鏡的)、欧米ではGPAが多い
[PMR]欧米ではGCR合併が多い
所見 -- 全身性
発熱、倦怠感
ぶどう膜炎
間接性肺炎
白血球↑、PRC↑
大型血管炎
- 高安動脈炎
- 巨細胞製動脈炎
中型血管炎
小型血管炎
- ANCA関連血管炎 -- 抗好中球細胞質抗体
  -- 顕微鏡的多発血管炎 MPA
  -- 多発血管炎性肉芽腫症 GPA
  -- 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 EGPA
- IgA血管炎 -- 紫斑
- クリオグロブリン血症性血管炎

ANCA関連血管炎

C-ANCA→PR3-ANCA -- おおむねGPA 多発血管炎性肉芽腫症
難治性中耳炎を起こす場合がある
診断では、より特徴的なものから(EGPA→GPA→MPAの順で)鑑別する(wattsのアルゴリズム)
頻度ではMPA > GPA > EGPA
ANCA関連血管炎の治療
[寛解導入] ステロイド+シクロホスファミド -- 他の免疫抑制剤を使う場合もある
シクロホスファミド+リツキシマブ?

高安動脈炎

大動脈とその分枝の炎症、血流の障害
日本に多い。F:M=7-9:1, 20-50y
臨床的特徴
脈拍減弱
血流障害 -- 目がかすむ、湿疹、めまい、心筋梗塞
全身性炎症 -- 発熱、全身倦怠感、食欲低下
不明熱
診断
造影CT/PET-CT -- 血管の評価。壁肥厚、狭窄
[鑑別] 梅毒、ベーチェットなども同様の所見
治療
ステロイド中~高容量
トシリズマブ -- IL-6R

巨細胞製動脈炎(側頭動脈炎)

日本では少ない。欧米では多い。頭頚部 F:M=1:1, 50y~
臨床的特徴
頭頚部の病変 -- 視力障碍、頭痛
主要徴候
全身性炎症
浅側頭動脈の炎症
眼症状
治療 -- 使用する薬剤は高安動脈炎と同様。失明を防ぐ!
中~高ステロイド
トシリズマブ

▽高安動脈炎と巨細胞製動脈炎の比較

あとで書く

リウマチ性多発筋痛症 PMR

眼症状の合併に注意が必要
症状が比較的早く(2w)完成
60yo~、女性は男性に比べて2倍の頻度
[治療] 少量ステロイド

脊椎関節炎 SpA

その他